先日、ひとりの女性のお客様が自転車を洗いに来てくださいました。
お話を伺うと、その自転車は15年ほど前、娘さんからプレゼントされたとのこと。
当時まだ小学生だった娘さんが、お年玉を少しずつ貯めて「いつもありがとう」と買ってくれた一台。
それを今でもずっと大切に乗り続けているというお話を聞き、胸がじんわりと温かくなりました。
母に自転車を贈るという発想も素敵ですが、なによりもそれを15年経った今も大切にしているお母さまの姿勢に、深い絆を感じます。
“モノを大切にする”というのは、ただ壊れないように使うことではなく、想いを受け継ぎ、手をかけて保つことなのかもしれません。
今回の洗車は、そんな想いのこもった一台をより長く乗っていただくためのメンテナンス。長年の使用で靴が擦れてできた細かな傷も多く、荒めのコンパウンドから細かいものまで段階的に使い分けながら、塗装面をできる限り美しく整えていきました。また、15年分の油汚れが蓄積していたチェーン周りは、形の違うブラシを使い分けて徹底洗浄。
汚れを落としながらも、部品を傷つけないよう細心の注意を払いました。仕上がったあとの輝きを見て、お客様が「新車のときみたい」と笑ってくださったのが印象的でした。「これから2年ほど東京で暮らすので、その前にきれいにしておきたくて」その言葉に、この自転車がただの移動手段ではなく、人生の相棒として共に歩んできた存在であることを改めて感じました。
Created by たっくん Osaka
先日、ひとりの女性のお客様が自転車を洗いに来てくださいました。お話を伺うと、その自転車は15年ほど前、娘さんからプレゼントされたとのこと。当時まだ小学生だった娘さんが、お年玉を少しずつ貯めて「いつもありがとう」と買ってくれた一台。それを今でもずっと大切に乗り続けているというお話を聞き、胸がじんわりと温かくなりました。
母に自転車を贈るという発想も素敵ですが、なによりもそれを15年経った今も大切にしているお母さまの姿勢に、深い絆を感じます。“モノを大切にする”というのは、ただ壊れないように使うことではなく、想いを受け継ぎ、手をかけて保つことなのかもしれません。
今回の洗車は、そんな想いのこもった一台をより長く乗っていただくためのメンテナンス。長年の使用で靴が擦れてできた細かな傷も多く、荒めのコンパウンドから細かいものまで段階的に使い分けながら、塗装面をできる限り美しく整えていきました。また、15年分の油汚れが蓄積していたチェーン周りは、形の違うブラシを使い分けて徹底洗浄。
汚れを落としながらも、部品を傷つけないよう細心の注意を払いました。仕上がったあとの輝きを見て、お客様が「新車のときみたい」と笑ってくださったのが印象的でした。「これから2年ほど東京で暮らすので、その前にきれいにしておきたくて」その言葉に、この自転車がただの移動手段ではなく、人生の相棒として共に歩んできた存在であることを改めて感じました。
Created by たっくん Osaka